2000年 春の1泊ツーリング

2000/5/20-21


朝8:30、中央自動車道談合坂SAに集合。天候は朝からあいにくの雨。好天時なら無数のバイクでごった返しているはずの談合坂SAも、イベントがらみの出動と見られる数種の集団しかいない。
そんな中で、関東組の7台のGTSは一大勢力であった。

GTSも発売からだいぶ時間が経ち、サスペンションの更新時期となっているマシンが増えている。7台中3台がOHLINSの黄バネ剥き出しに換装済みだった。

この後、7台のGTSは雨とは思えないペースで、中央道を爆走していく。
Chuo Expwy Dangouzaka S.A.

中央道を須玉ICで降り、R141を佐久市内まで北上。昼食は、鯉料理の「ぐるめ鯉勝」街道からちょっと住宅街に入り込んだところにある会食専用的な店。と思ったら実は駅前らしい。このへん
Carp restaurant

入口の両脇には池があり、底も見えないほどの鯉がうごめいている。
こいつらを喰うんである。
entrance

中は全て個室の座敷で、名前が「鯉の間」、「鮎の間」・・・
ちとひねりが足りないんでないかい?

店の入口に合羽やヘルメットが散乱し、部屋の入口にブーツの山が築かれる様は一種異様。
単車乗りにとっては当たり前の光景・・・・
Carp room

鯉づくしのセット。これで1800円。高いか安いかは意見の分かれるところ。
鯉は、刺身はゴリゴリして比較的さっぱりと食べれるが、火の通ったものはかなり脂っこく、案外締まりがない。あと、結構骨が多い。
や、ちゃんと美味いのでご心配なく。

ご飯のお代わりが可能だったが、「たくさん喰うと眠くなるから」と、みんな控えめ。
Carp course

雨の麦草峠(旧国道最高地点:標高2xxxm)を越える。こんな日に麦草峠に上がるバイクは、流石に他にはいなかった。車はちらほらと。

上の方では道の脇にまだ雪が残っていた。なぜか徒歩のハイカーまでいる。

下りになると、やや路面が悪化。凹凸はそれほど無いが、路面のヒビを埋めるアスファルトの縦帯が滑る。
そして、茅野へ降り、諏訪ICより再び中央道にのって今日の目的地の駒ヶ根を目指す。
かんぽキャンプセンター駒ヶ根は中央道駒ヶ根ICから県道75を西へ800m程行き、右折して突き当たりという近さ。このへん。

ここで関西組と合流し最終集合。関西組は3台が駆けつけた。

かんぽキャンプセンターでは、コテージに宿泊。6名用2棟でゆったりできる。台所もあり自炊も可能だが、面倒くさいので夕食は外食。

ようやく雨も上がりかけ、簡単に荷物を整理し、風呂、飯へ再出発。
Kampo-no-yado Komagane inn

風呂に行く。こまくさの湯という公衆温泉。このへん。かんぽキャンプセンターからは県道まで出てさらに山の方に1200mほど進んだ県道沿いである。近い。

入浴料は大人500円。これは、内容の割には安い。
Spa house Komakusa-no-yu

そのまま夕食へ。市街まで降り、線路を越えて東側の住宅街にある、ベンガル料理屋。たぶん「アンシャンテ」という店。小綺麗で落ち着いた雰囲気の良い店である。
壁中にお客さんの写真が貼ってあり、我々も最後に写真を撮られた。
Bengalish restaurant

何種類ものカレーが少しずつ出てきて、みんなで取りわけるコース。ナン、ライス、サフランライスが来る。ラッシー(ヨーグルトドリンクみたいなもの)、デザート、〆の飲み物(チャイ、珈琲など)が付いて、2500円。

ほとんどインド料理と同じだが、ベンガル地方(旧インド東北部、今のバングラデシュ辺り)はイスラム圏なので宗教上使う肉がインド料理とは違うとかなんとか。
何でも喰う日本人には、わからん違い。

唯一難点を言えば、オーダーからの待ち時間がえらい長い。
eating curry course

コテージに戻って、宴会。天気はまた悪くなって、雨音以外に雷の音まで聞こえる。

一夜明け朝、どうにか雨は上がっている。雲の切れ間から青空も見えるが、基本的に不安定な天候の中で山のそばということもあり、スカっと快晴は望むべくもない。
簡単に自炊の朝食を取り、出発準備にかかる。
OCイベントのお約束で、マシンを並べる。今回集合の10台という数字は、世界記録だという噂。
色は緑2台、赤3台、青2台、赤/黒2台、白(カスタム)1台と、全色揃った。
10 GTSes in line!!

で、記念写真。この写真は密かに合成写真です。
10 GTS with their owners

駒ヶ根から伊那まで高速でショートカットし、R361で権兵衛峠を目指す。ほぼ道なりだが、最初一部は林道まがいの細い道。
road in forest

権兵衛峠。ここまでは天気も比較的良く、路面もほぼドライだったが、峠を越えると次第に雲が厚くなり、やがて雨が降り出した。が、合羽を着ている間に止んでしまった。

Gombe'i pass

R19から県道26に入り、のどかな道を進む。
streamside road

突然止まった道端の廃屋と思ったら蕎麦屋だった。店の名、場所は失念。
SOBA eating house

ざるは「ざる」「ざる2枚」「ざる大盛」というメニューになっていて、大盛が一番高い。どういうことかと思ったら、大盛は3枚なのであった。

蕎麦は平均的だが、天麩羅は揚がり具合が絶妙で美味かった。
eating SOBA

さらにR158へ入り、安房峠を目指す。GTSOC念願の乗鞍スカイラインが最終目的地なのだ。過去GTSOCでは何度か乗鞍を目指しているが、天候に恵まれずまだ1度も乗鞍に到達したことがない。

今回も安房峠に近づくに連れ、次第に天気が悪化、安房トンネル手前で遂に雨となった。トンネルを抜けると、まともに降っている。乗鞍は雲の中で、全く見えない。
ここで、今回も乗鞍行きは断念、トンネルを抜けた料金所手前で解散することになった。

関東組はこのまま金を払わずに引き返して松本へ抜け、帰路に就く。トンネルを抜ければまた天候は好転するので合羽は無し。
一方関西組は、このままR158にて高山へ抜け、東海北陸道方面を目指すことになった。一応合羽を装着。

関西組その後。
少し山を下り始めると、すぐに晴れた。まともに日が照っていて、暑い。高山からは、県道73号飛騨せせらぎ街道を選択。この道は、車は増えてきているが信号無く高速コーナーだらけ、追い越し可能な道。関西組はここでこれまでの鬱憤を晴らした。
坂本峠はなぜか林道まがいの旧道で越え、R472で郡上八幡ICから東海北陸道へ。そしてそのまま名神経由で帰路に。

そんなこんなで、2000年春一泊は信州食い倒れツアーとあいなりました。お疲れ様。


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